小さな散歩道

原町田七福神めぐり


弁財天

宗保院

勝楽寺

恵比寿神

完成した御朱印色紙


福禄寿

 日本の正月の風習のひとつに七福神めぐりがある。町田でも御朱印色紙を持って七福神めぐるができると聞き、師走の晴れた日に歩いてみた。

 原町田七福神は、市制施行50周年を記念し、原町田商店街の有志によって2009年に設置された。専用の色紙は町田ツーリストギャラリーで購入でき、各寺社にある七福神スタンプを自分で押すシステムになっている。大黒天と福禄寿のスタンプは町田ツーリストギャラリーに置いてある。色紙を購入し、地図をもらい、最初に2つのスタンプを押してから出発。

 商店街を歩くとすぐ右手、ビルとビルの間に浄運寺の参道がある。法要山と彫られた石柱の脇に福寿増長の神、毘沙門天は祀られていた。細い参道を通り中に入ると本堂の前は広々としていて、商店街の賑わいとは異なり一気に静かになる。押し印をし、次に向かう。

  原町田大通りを歩き5分、母智丘(もちお)神社に到着。芹が谷公園に隣接する小さな静かな神社には、芸術財福の女神、弁財天が祀られている。押し印をし、小田急町田駅東口カリヨン広場に向かう。

 同じ原町田でも路地が少し違うだけで町の雰囲気も全く違うのが面白い。10分でカリヨン広場に到着。広場には絹の道の石碑や銅像もある。五穀豊穣の神、大黒天は打出の小槌を持って笑顔を広場に向けていた。

 次は横浜線から見える大きな寺院、宗保院へ。JR町田駅を南口へ抜けて10分。大きな門柱には、独特の字体で金森山、宗保院と彫られている。仁王像が立つ山門も立派だ。家庭円満の神、布袋尊の他にも、整備された敷地にたくさんの石像や建築物があり面白い。
  押し印し、数分先の町田商工会議所へ。「二六の市の碑」の隣りに、財宝守護の神、福禄寿が祀られていた。

  次はすぐ先の勝楽寺へ。近年の都道開通の関係で、新しく建設された高層納骨塔は目をひく。不老長寿の神、寿老人の押し印をし、いよいよ最後の恵比寿神へ向かう。町田参宮橋を渡ると町田天満宮だ。商売繁盛の神、恵比寿神の押し印をし、色紙が完成した。

 地図を片手にゆっくり歩いてみると、初めて訪れた寺社のみならず、見慣れた町にも新しい発見があり、とても楽しい七福神めぐりとなった。新しい年に、歩いてみてはいかがだろう。

■町田ツーリストギャラリー(ぽっぽ町田1階)

所在地/町田市原町田4-10-20
電話/042-850-9311
営業時間/10:00-19:00 無休(年末年始を除く)

原町田七福神めぐり 約3km2時間(目安)
■ 原町田七福神専用色紙 300円(税込)
  色紙への押し印 無料

(2020年1月掲載)


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