小さな散歩道

本町田遺跡公園

 
(左) 弥生復元住居  (右) 公園内


本町田遺跡ガイダンスルーム

町田市立博物館

 以前訪れた時には工事中で入れなかった遺跡公園を再度訪れた。
  案内板によると同遺跡は「1967年に発掘調査が行われ、およそ5500年前の縄文時代前期の住居址(あと)が4軒とおよそ2000年前の弥生時代中期の住居址が7軒発見された。それまではあまり解明されていなかった多摩丘陵地の集落形態が明らかになった上、異なる時代の遺跡が同じエリアに存在する複合遺跡であったことから、同丘陵地における集落を特徴づけるものとしてその重要性が認められ、遺跡公園として整備・保存され、それぞれの時代の住居が1軒ずつ復元された」もの。

 公園内に入るとまず遺跡ガイダンスルームがある。中には、出土資料などの展示があり、同遺跡について深く知ることができる。しばらくここで勉強してから、復元住居へと向かう。
  手前にあるのが、弥生復元住居。「弥生時代に入ると、日本に大陸から金属の道具が伝わってきて、金属器を使うことで石器よりも細かい作業ができるようになり、原木ではなく、加工された住居の柱が登場。木材を加工することで、丸太を結ぶだけの縄文時代に比べてより強度を増した住居を建てることができるようになった」(案内板より)という。
  奥にあるのが、縄文復元住居。どちらも中に入ることができ、違いを比較できるのでとても興味深い。

 すぐ近くにある町田市立博物館では、3月6日まで「懐中時計展」を開催しているというので、合わせて訪れてみてはいかがだろう。

■本町田遺跡公園

所在地/本町田3455
開園時間/9:00〜16:30
休園日/月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末年始(12月28日〜1月4日)
アクセス/町田バスセンターより神奈川中央交通バス藤の団地行で10分、市立博物館前下車、徒歩10分
駐車場/9台(市立博物館と共同)

(2016年1月掲載)  地図


小さな散歩道 目次へ 前へ  次へ