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町田駅から中心市街地を歩いていくと中央図書館・中央公民館・市民フォーラム・町田市民文学館・版画美術館、と文化施設が集まっているのがわかる。その文化ゾーンの核となっている町田市民文学館ことばらんどを訪れた。同館は1997年7月、故・遠藤周作氏の遺品の寄贈をきっかけに、約9年かけて2006年10月27日に誕生した。
レンガ造りの建物を入るとまず「文学サロン」という図書館スペースがある。こちらには町田ゆかりの文学者の著書や関係書籍などが中心に置いてあり、町田市立図書館の利用券を使ってこれらの資料を借りることができる。
2階には展示室、こちらでも町田ゆかりの文学者を取り上げた展示会などが年4回開催されている。この日は、作家などの肖像を集めた写真展「タカオカ邦彦写真展 icons 時代の肖像」が開催されていた。様々な作家の肖像、なかなか見応えがあった。残念ながら3月25日でこの写真展は終了してしまうが、4月21日からは「俵万智展 愛しき人への三十一文字」(入場無料 7月8日まで)が開催される。こちらもまた見応えがありそうで楽しみだ。俵万智氏は神奈川県立橋本高校の国語教師を務めていた4年間、町田に住んでいたという。
3階には会議室、文学活動を目的とした団体が優先的に使用できるようになっている。
同館では各種イベントも行っている。今月19日には「おとなのためのおはなし会」(10:30〜11:30)、21日には絵本作家・とよたかずひこさんによる読み聞かせ「ももんちゃんとあそぼう!」(10:00〜11:30)など、子供から大人まで楽しむことができる。文学に触れに訪れてみてはいかがだろうか。
■町田市民文学館ことばらんど
・住所/ 町田市原町田4-16-17
・TEL/042-739-3420
・開館時間/9:00〜22:00
展示室・資料閲覧室・貸出業務は 10:00〜17:00
展示室の入室は16:30まで
・休館日/月曜日(祝日の場合開館)、第2木曜日(祝日の場合次の平日)、年末年始
・利用料金/入館無料、施設貸出料有料(別途規定) ※展示会有料の場合あり
・アクセス/JR横浜線「町田駅」町田ターミナル口から徒歩8分
(2012年4月掲載) 地図
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