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日野駅前のロータリーから大通りを進み、大きなパチンコ店のある交差点を左折。傍らに日野用水が流れる通りを進み、新町郵便局を過ぎると、田んぼの先にあるよそう森公園が見えてきた。駅から徒歩約15分。

かつてその年の収穫高を予想した小高い丘
「よそう森公園」とは変わった名前だが、園内の案内板によると、昭和30年代までこの近くには小高い丘と杉林があり、そこに稲荷が祀られていたという。地域の人々は、その祠の前でその年の米の収穫高を予想したところから、この小高い丘と杉林を「よそう森」と呼んでいたそうだ。「よそう」は、収穫高の「予想」ということであった。なお、今では想像もできないが、当時は辺り一面に水田が広がっていて、日野駅のホームからも「よそう森」が見えたという。
公園の入口には立派な竣工記念碑が建っていて、碑の上にはかわいらしいカルガモの親子が乗っている。その先には、素朴な木製のあずまや風の休憩所が設けられていた。
園内の多くの部分は広場になっている。その中を水が流れていて、その向こうには小高い丘も造られている。これは、かつての「よそう森」にあった丘を模したものだという。
小高い丘の向こうには、畑や水田が広がっている。この公園は農地と一体になったような造りになっていて、日野用水から引き込んだ水路が公園脇をサラサラと流れ、その先の広い田んぼを潤していた。
この田んぼでは、地元農家の指導による農業体験事業「田んぼの学校」や、近くの小学生の田植え体験なども行われているという。子どもたちにとっては、自然に触れる貴重な機会になっているのだろう。また、田んぼの周りでは何体ものユニークなカカシの姿も見ることができる。

水辺のある風景50選に「田んぼのある公園」として選ばれたモニュメント
園内にトイレはないが、すぐ近くの新坂下公園に簡易型のトイレがある。新坂下公園からよそう森公園に戻ってくると、もう夕暮れ時だ。暗くなった園内では、スズムシの鳴き声が一帯に鳴り響いていた。
(2026年10月掲載) 地図
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