小さな散歩道

おおさわ公園 (日野市平山2-16-9)


公園入口

ブランコ

高低差を利用したコンクリート製の滑り台


子どもに人気の丸太遊具


園内は高低差を利用して造られている

 平山城址公園駅から「京王堀之内駅」、「東京薬科大学」行きのなどのバスに乗って「平山二丁目」で下車。バス停先にある階段を上り、交差点を左に曲がると住宅地の中にある「おおさわ公園」に着いた。

 おおさわ公園は丘陵地を利用した公園で、高低差のある長方形の園内は4つのエリアに分けられている。坂上の入口から園内に入ると、入口近くのエリアはブランコや滑り台が設置された児童用の小広場になっていた。この日は学校帰りの小学生が仲良くブランコに揺られながら、おしゃべりを楽しんでいた。

 児童用のエリアの先には、こんもりと茂りすぎた藤棚の下にベンチがあった。こちらは休息用のエリアといったところだろうか。周囲には刈り込まれた低木が多く植えられている。が、足元をふと見るとズボンのすそに、植物の実か細かい種がたくさん付いて、取るのに一苦労した。

 藤棚がある一画が園内で一番高い場所になっていて、ここから園内の低い場所に向かって大きな滑り台が設置されている。滑り台は3つに分かれており、中央は幅広の滑り台、その両脇は傾斜のついた滑り台と、よじ登るための石が埋め込まれた登り口になっている。公園の中央に伸びる大きな滑り台は、おおさわ公園のシンボルのような存在なのだろう。なお、滑り台にはザラついた部分もあるので、段ボールなど何か敷くものがあるほうが良さそうだ。

 滑り台を滑り降りた先には、大きな木製のつり橋が設置されている。このアスレチック遊具はチェーンにつられた丸太が足場になっていて、少し足を乗せただけでもグラグラと揺れてしまう。ちょっとスリルのある、子どもたちが喜びそうな遊具だ。

 アスレチック遊具のあるエリアの西側は、斜面に植栽が並ぶ一画となっており、木の幹の周りを囲むようにベンチが設置されていた。こちらでは、ふらっとワンちゃんの散歩に訪れる住民の姿が見られた。

 日が暮れるのもだんだん早くなってきた。すっかり暗くなった園内では、杖をついた高齢者の方が黙々と歩く練習に励んでいた。

(2025年11月掲載)  地図


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