小さな散歩道

水車堀公園（日野市新町3‐43-2）


今は止まっている水車

東光小の生徒が書いた水車堀公園の絵


水車小屋

　日野駅の４番バス乗り場から「宇津木台」行きに乗り、２つ目の「東光寺小入口」で下車。進行方向に進み、２本目の路地を左に入ると、水車小屋のある三角形（約787平方メートル）の公園が見えてきた。ここが水車堀公園だ。
　 入口にある日野市の案内板によると、かつてこの辺りには東光寺地区の共同水車があり、昭和25（1950）年くらいまでは地域の人々に利用されていたそうだ。当時は日野用水の水量は豊富で水車も大きく、一度に米６俵がつけたほどだとか。また、製粉場もこの辺りにあったようだ。この公園の水車は、当時の様子を今に伝えるために復元された。

　 公園奥にひっそりと建っている水車小屋の前に行くと、「水辺のある風景日野５０選・選定」という木製の看板があった。隣接する東光寺小の生徒たちが描いた水車小屋などの絵でカラフルに彩られていた。
　 水車小屋に近づくと、ちょろちょろと水の流れる音がした。だが水車には「調整中のため水車は止めています。あぶないので、入らないでください」と張り紙が貼ってあった。残念だが、止まった水車を間近でよく見ると、木を丁寧に組込みんだ造りには驚く。水車の下には水が流れており、なかなか風情のある光景だ。

 

 

 

（左）複合遊具

　 水車小屋の正面は水辺に降りられるようになっているところがあり、水遊びを楽しむこともできそうだ。他にはトンネルと滑り台が合体した複合遊具、水飲み場、ベンチなどがあった。

　 水車堀公園の道路を挟んで向かいが東光寺小でその後ろが東光緑地の台地になっていた。同小学校の裏手に出ると緑地からの涼しい風が猛暑の救いになった。

（2023年8月掲載）　　地図

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