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高幡不動駅から「聖蹟桜ヶ丘駅(三沢台路線)」行きのバスに乗り、「百草園住宅」で下車。百草団地の脇に伸びる大通りを進み、もぐさ台保育園向かいの道を左に入ると、住宅街の一角にあるおおばやし公園に着いた。
園内に入ると、中央には円形の植栽があり、その中心からは街灯が伸びていた。近くにはケヤキの木が伸び、周縁部にはスギが多く植えられている。小さいながらも、よく手入れのされた公園といった印象だ。
園内奥は、滑り台や砂場、鉄棒などの遊具が置かれた児童用のスペースとなっていて、小さな子どもたちが元気に走り回っていた。また、この公園は全域に芝生が植えられていて、園内は小さな芝生広場のようになっている。近隣住民が一休みできるように造られたであろう小公園だが、なかなか居心地のいい公園だ。
土管スタイルのベンチ
この日は気温の高い日だったが、高台にある園内では、時折吹く風が幾分涼やかに感じられる。ベンチに腰掛けて一息ついていると、周囲からはスズメの鳴き声が聞こえてきた。見ているとスズメたちは時々園内にやってきて、芝生の上でエサをついばんでいた。なお、園内では通常のベンチのほかに、カラフルな土管型のベンチも並んでいた。これはあまり見かけたことがない形のベンチだが、座り心地は意外によかった。
夕暮れ時になると、近隣の人たちが犬の散歩に訪れ、「随分大きくなりましたね」などと、「犬友」話に花を咲かせていた。ワンちゃんたちは気持ちよさそうに芝生の上を走り回っている。
おおばやし公園の西側には、百草団地がズラリと建ち並んでいる。団地内の遊歩道を散策していると、近くに水辺は見当たらないのだが、芝生の上をのんびりと散歩するつがいのカモの姿があった。
百草団地の中央辺りには、宇宙船型の遊具が置かれたアポロ広場があり、その横にはショッピングセンターがある。どことなく昭和レトロの雰囲気が香る商店街だが、残念ながら以前あったスーパーは閉店してしまっていた。
新しくオープンしたコンビニエンスストアで買い物を済ませ、ショッピングセンター前のバス停、「百草センター」から高幡不動駅に戻った。
(2023年6月掲載) 地図
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