 あなたの町の朝日新聞店 |
小さな散歩道 目次へ |
秋葉台公園 （八王子市別所2丁目）
京王相模原線の京王堀之内駅で下車約10分。オブジェに彩られた階段を上り、歩道橋を渡って高台へ。そこから目の前の秋葉台小の隣にあるのが秋葉台公園だ。
秋葉台公園は丘陵部の斜面を利用した公園で、中央部にあるピラミッド状の建造物と、そこから下る長い滑り台があることで有名だ。入口をくぐると、きれいな芝生広場が広がっている。そしてその広場の一角に、三角形の神殿のような建造物が鎮座している。芝上にそびえるその姿はなんとも異様であり、イギリスの環状列石、ストーンヘンジを思い起こさせる。こちらはピラミッド中腹の裏側であり、三角形を上から切り取ったような形をしている。芝生広場側には一段高い広場が備えられており、この日は若者がスケートボードを楽しんでいた。
ピラミッドを登ってみると、頂上部には4本の柱が立てられているが、屋根はなく、いささか奇妙な趣を醸し出している。ここからの眺望はなかなかよく、東側にはゴルフコースが広がり、北側の丘陵部が一望できる。
ピラミッド中腹には滑り台のスタート地点があるが、はるか下方の降り口にも趣向が凝らされており、周辺には金色の目玉のようなオブジェがズラリと並んでいる。どうもこれは長くくねった滑り台を「尾」に見立て、全体を「鳥」としてイメージしたもののようだ。子どもたちは何度も滑っては嬌声を上げていた。高さはあるものの、傾斜が緩やかになる部分があるので、子どもも安心して楽しめる。
ピラミッド下まで降りると、この70段以上ある建造物の巨大さがよく分かる。またこの辺りにはブランコや砂場のある児童遊園があり、傍らの並木道を進んでいくと、公園西側にもベンチが並ぶ広場がある。ここからは直下を音を上げて貫く京王線を見ることができる。
（2014年2月掲載） 地図
| 小さな散歩道 目次へ | 前へ | 次へ |