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高尾駅南口から頻繁に出ている「館ヶ丘団地」行きのバスに乗り、「頴明館高校」で下車。バス停目の前の橋を渡り、谷地の坂道を下り、しばらく進むと右手にたてまち幼稚園が見えてくる。この幼稚園脇の道を入ったところが殿入中央公園の入口だ。
殿入中央公園は、1998年に八王子市が館町の丘陵地を利用してつくった新しい公園で、園内には自然林が多く残されている。またこの公園は、丘の上から下る市内最長の105メートルのローラー滑り台があることで有名だ。
入口から左手に進んでいくと、ブランコなどの遊具がある多目的広場がある。広場のベンチに腰掛け、辺りを見回してみると、豊かな緑とのどかな農村の雰囲気が漂っており、爽やかな開放感を味わうことができる。なお、この広場の手前にはトイレがあるが、園内のトイレはここだけなので注意したい。
園内には4本の散策路があるが、いずれも園内中央の遊具広場に繋がっている。今回は「こもれびの道」から登った。道に入ってみると、辺りには様々な樹木が茂っており、ウグイスなどのさえずりも耳に入ってくる。
遊具広場には、「みはらしの木」と名付けられた高さ10メートルの巨大なネットジャングルジムや吊(つ)り橋といった凝った遊具が設置されており、子どもたちにはたまらない広場だ。そして目玉のローラー滑り台は、丘上からループして下っていく構造になっている。専用のマットをお尻に敷いてゴー!高低差22メートル。結構なスピードが出るので小さい子どもには保護者が一緒に滑ることをすすめる。子どもたちは歓声を上げて元気に滑り降りていった。
遊具広場の奥の頂上部には芝生広場があり、ちょっとした眺望も楽しめる。この辺りでお弁当を広げるのもよさそうだ。
(2013年5月掲載) 地図
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