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高尾梅郷の「梅まつり」が3月10日と11日に開催される。高尾梅郷とは、小仏峠近くまでの旧甲州街道沿いと小仏川に沿って点在する遊歩道梅林、関所梅林、天神梅林、湯の花梅林(現在は工事中)、木下沢(こげさわ)梅林など5つの梅林の総称だそうだ。民家の庭先や山の斜面、遊歩道などに約1万本の紅梅、白梅が咲く。「今年の春は遅い。だから高尾梅郷の梅はちょうど咲きごろですよ」と同梅まつり実行委員会の話だ。例年、手前の遊歩道梅林、関所梅林の梅は散り気味だったが、今年はすべての梅林で「花の見ごろ」を迎えそうだという。
高尾駅北口から小仏行きのバスに乗り、「小名路」で下車(徒歩なら15分)。甲州街道を少し進むと、小仏川に架かる上椚田(かみくぬぎだ)橋に出る。この橋のたもとが梅林遊歩道の入口。橋の下を小仏川が流れ、その両脇に梅の木が並ぶ。2月26日の寒い日、紅梅が1本だけ咲いていた。そのまま進むと駒木野公園に入る。梅の木とともに「高尾梅郷」の石碑があった。かたわらを流れる川辺では、森林浴も楽しめる。バス通り(旧甲州街道)に出て小仏関所跡で一休み。ここにも20本ほどの梅があり、関所梅林と呼ばれる。川をわたった斜面に天神梅林が現れる。近くの高尾天満宮で手を合わせ進む。
バス通り、進むと左に湯の花梅林が見えてくるが、工事中だった。さらに進んで中央本線のトンネルをくぐり、坂を上ると木下沢梅林(1400本の梅の里)。普段はフェンスに囲まれているが、梅まつり当日の10日、11日と次の土・日曜の、17日、18日、祝日の20日は解放する。
バスは毎時1〜3本ほどなので時刻表を確認してから出かけたい。
■高尾梅郷うめまつり(以下の催事は雨天中止)。
10日 関所梅林/YOSAKOIいちょうの会の踊り(11時)。野点、写真コンテストの作品展示。
遊歩道梅林/同いちょうの会の踊り(12時)
11日 関所梅林/琴の演奏(11時と13時30分)。キッズチアダンス(12時)、野点、写真コンテストの作品展示。 遊歩道梅林/キッズチアダンス(13時)。梅林を回りながらのスタンプハイクは9:00〜16:00。
問合せ/TEL 080-6758-1187 同まつり実行委員会。
(2012年3月掲載) 地図
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