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丑(うし)年のはじめにコーヒーのにおいのする牧場(牛舎と牧草地あわせて約2fの広さ)に行った。
京王線山田駅から徒歩10分。駅員さんからいただいた案内図に従い畑の間を抜けると、見晴らしのいい丘陵地帯にでた。
左右の放牧場に牛や羊がのんびりと草をはんでいた。小道を下ると数種類の牛が同居する牛舎が現れた。
かすかに漂うコーヒーの臭い。家畜の排泄物の臭いはしない。コーヒーとココアのカスが敷きわらに入れてあるからだった。
コーヒーのかおりに包まれて牛たちはゆっくりとももぐもぐと干草をはんだり、見学にきた子どもの手をなめたり愛らしさいっぱいだ。
同牧場には白と黒のホルスタイン牛、茶色で小柄なジャージー牛、灰色ぽい色のブラウンスイス牛など約100頭が一緒に生活している。
「牛にストレスを与えたく無いので小さい時から牛舎で放し飼いにしています」。
健康に育った牛からは、生命力にあふれるおいしいミルクが提供されるとオーナーで酪農家の磯沼正徳さんは言う。
「ミルクはかあさん牛の優しさの結晶、子を思う愛情のメッセージで出来ています。
優しさと愛情が伝わると、どなたでも優しい素敵なほほえみになってきますね」
とそんな言葉が磯沼牧場産のヨーグルトの一つ「天使のほほえみ」のラベルにあった。
今年は牛さんからいっぱいの愛情をいただき、穏やかな1年にしたい。
■牛と触れ合うイベント=毎日曜日13時、「乳搾り体験教室」(要予約)
牧場案内ツアー、ミルクの試飲(700円) 他にも不定期でチーズやベーコン教室も開催
■営業時間/
9-17時 無休 TEL/042‐637-6086
アクセス/
バスで八王子駅北口、京王めじろ台駅間のバス停「中小比企」で降りると直ぐ目の前
ホームページ 磯沼ミルクファーム
牧場では牛乳、ヨーグルトなど乳製品を販売
左から
みるくの黄金律
(3種類の乳牛の生乳を合わせて低温殺菌。900ml、840円)
スペシャルヨーグルト「天使のほほえみ」
(ミルクのクリームを含む濃厚な部分を使用。300ml、1050円)
天使のほほえみプリン (90ml、420円)
(09年2月掲載) 地図
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