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今回は、普段は入れないJR豊田電車区(車両基地)内を訪れた。
JR豊田駅南口から中央線沿いに、八王子方面に歩いて約13分、豊田電車区の入り口に着いた。さらにそこから歩いて5分、豊田事業所は一番奥の方だった。
同事業所はJR東日本グループの一員である関東車両整備株式会社が都内に持つ19事業所のうちの一つだ。拝島、青梅などに派出所がある。総勢80人、うち豊田に66人いる。
所長の山田芳明さんによると、主要な仕事は車内清掃、そして転削と呼ばれる車輪の削り、修理、電車の入れ替え作業だ。中でも清掃作業は朝8時半の出勤時間から真夜中の2時まで交代で行う。床にポリシャーをかけて洗剤で洗い、ワックスで仕上げる。窓はクロスで空ぶきする。結構動くので、冬でも汗ばむほど。パートの女性などには「健康で、スリムになった」と喜ばれるそうだ。深夜、10時から2時までの清掃は9人の学生が担当しているが、出勤は週2〜3回と、自由が利く。
転削は車輪のおうとつを削って滑らかにするもので、専門の担当者が当たるが、電車のスムーズで快適な走行に欠かせないものだ。
読者の皆様、ご存じでしたか?。身近な所には、こんな仕事場もあることを。
(2005/3月掲載) 地図
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