しごと日記Q&A編
暑い日が続きます。
夏バテ防止にウナギを食べた、という方も少なくないのではないでしょうか。奈良時代に編まれた万葉集には、大伴家持が詠んだ、夏痩せ(夏バテ)に効くというウナギを友人に勧める内容の歌が収録されています。
もっとも、土用丑の日に鰻を食べるという習慣は、江戸時代、夏場に売り上げの落ちる鰻屋から相談を受けた平賀源内の発案とも言われています。
元々、天然ウナギの旬は冬眠に入る直前の10〜12月とされます。冬眠に備えて体内に栄養を溜め込むため、いちばん脂が乗っているのだそうです。天然物しかなかった当時、時季外れの夏場に売り上げが落ちたのは仕方がないのかもしれません。
明日8月5日は今年二度目の土用丑の日です。
さて、毎年この時期になると「お客様の声」のコーナーにも、夏バテや暑さ対策に関する質問を多くいただきます。
当ASAのスタッフもさまざまな対策をとっているようですが、一番大事なことは、やはり「こまめに水分補給をすること」。
新聞配達、特に夕刊の配達時間は一日で最も気温が高くなる時間帯です。多くのスタッフが自前の水筒やペットボトル飲料を携行して配達に出発します。配達途中、日陰のある公園などで水分補給を兼ねた休憩をとるようにしているというスタッフも少なくありません。
中には、ペットボトルを3本も抱えて配達に出る猛者もいます。1本はすぐ飲めるように冷蔵庫で冷やしたもの。後の2本は冷凍庫で凍らせたもので、配達中、外気温で氷が解けてちょうど飲める状態になるのだとか。
それだけ準備しても、暑さの厳しい日には配達中に飲み切ってしまって、途中のコンビニなどで飲み物を補充することがあるのだとか。
さて、今夏もこれから暑さの厳しい日が続くとの予報が出ています。当ASAでは配達スタッフの安全確保のため、昨年同様、当日の天候、気温を見極めながら夕刊の時差配達を行うことも検討しております。
読者の皆様にはご不便をおかけすることもあるかと思いますが、何卒ご了承ください。
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