しごと日記Q&A編

  コロナが落ち着いて何か変わりましたか?
(2023年6月号掲載)

  3年以上続いたコロナ禍も一段落。飲食店のテーブルの上の透明のアクリル板や商店のレジカウンター前のビニル製のシートも見慣れた光景になっていましたが、この1ヶ月ほどの間に随分撤去されたようで、目にする機会も減ってきました。街行く人を見ても、マスクをしていない人が増えたなと感じます。ようやく日常が戻りつつあるのでしょう。

  当ASAでも、店舗内の天井から吊り下げられていたビニルシートを取り払いましたが、スタッフはというと、まだまだマスクをしている者が多数派です。集金業務などで読者の皆さんのお宅を訪問することもあるので、マスクを外すことには慎重なようです。

  とはいえ、気温の高い日も増えてきたので、新聞配達時にはマスクを外すスタッフも増えています。
  「若いスタッフや新聞奨学生たちのマスクしていない顔を見ると、一瞬、あれ?こんな感じの子だったっけ?と思ってしまうんだよね」とベテランスタッフは苦笑いしています。入社以来、業務中はずっとマスクを着けっぱなしでしたし、一緒に食事をする機会もありませんでしたから仕方のないことかもしれません。

  「なんで暑い日の配達中もマスク外さないんですか?」と若手スタッフからやり返されたそのベテランスタッフは、「無精して髭剃りをサボっていたのをマスクで誤魔化していたから、髭剃りが下手くそになっちゃってマスクが外せないよ・・・」と本音をぽろり。意外とそういう人は少なくないのかもしれません。

  少しずつではありますが、深夜営業や終日営業を再開する飲食店が増えてきました。あるスタッフは、「朝刊配達後の食事のバリエーションが増えました!」とうれしそうな顔で話しています。
  寝静まった深夜の街なかにも、日常は静かに戻ってきつつあります。

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