しごと日記Q&A編
昨日2月4日は立春でした。
立春から3月の春分の日までの間で、初めて吹く南よりの暖かい強風は『春一番』と呼ばれています。ヒット曲の曲名にも使われたため明るい言葉という印象がありますが、もともとは漁業関係者の間で用いられた、強風で海が荒れることを意味する言葉だったようです。ちなみに、2月15日は「春一番名付けの日」とされています。新聞で初めて「春一番」という言葉が使われたのが、1963(昭和38)年2月15日の朝日新聞朝刊で、それ以降「春一番」が広く知られるようになったと言われています。
「番」つながり、というわけでもないのですが、電話番という業務があります。朝刊の配達終了後の早朝6時から9時までの3時間、ASAにかかってくる電話の対応をします。この時間帯にASAにかかってくる電話のほとんどは、「新聞が届いてないよ」「違う銘柄の新聞が届いてたんだけど……」といった配達ミスに関するものです。お詫びの言葉をお伝えし、すぐに新聞のお届けに向かいます。
地図で十分確認してからASAを出発するのですが、いざ現地に着いてみると、いろんなことが待ち受けています。例えば、同じ住所に二軒のお宅が並んで建っていて、どちらのお宅にも同じ名字の表札がかかっていたり、逆にどちらも表札がなかったり……。実際に配達や集金に伺っている担当スタッフならすぐにわかるのでしょうが、電話番の業務は当番制のため、土地勘のないスタッフだとお手上げです。
「よく映画やテレビドラマで、時限爆弾から延びる赤と青の導線のどちらかを間違えて切ると爆発してしまう……なんていうシーンを想像しながら、こっちだ!!と思う方のインターホンを鳴らしています!」という新人君に、「こちらの配達ミスで、新聞をお届けするんだから、きちんと確認してから出発しなよ」とベテランスタッフから厳しい注意。新人君も神妙な顔をしています。
まだまだ寒い日が続きます。皆さんも寒さ対策は万全に。
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