しごと日記Q&A編

  雨が多い夏ですね。皆さん夏バテしていませんか?
(2020年8月号掲載)

  8月です。今年の梅雨明けはずいぶん遅くなりました。九州地方の豪雨ほどではないにしても、関東地方でも雨が多かったうえに、日照時間もずいぶん短かったように感じます。
 ……なんて書いていますが、実はこのコーナーの原稿を書いている7月25日の時点では梅雨明けはまだ発表されていません(関東地方の平年の梅雨明けは7月21日です)。

 梅雨時のムシムシした気候も、そしてこれから始まる、ジリジリと肌を焼く真夏の日差しも、どちらも配達スタッフたちのスタミナを奪っていきます。もともと、外食やコンビニ弁当、スーパーの総菜に頼りっぱなしのスタッフたちですが、さすがにこの季節は夏バテや熱中症にならないように、食事には気を使っているようです。

  この春に入社した新人君や新聞奨学生たちも、初めての夏を乗り切るべくベテランの先輩スタッフからアドバイスを受けています。例えば、ネバネバ系とでも呼びましょうか、納豆、とろろ、オクラなどの粘り気のある食材を取り入れたり、野菜ジュースを飲むように心がけたりというあたりが定番でしょうか。

 そんな話をしていると、店長が「俺が配達やってた頃は、よく水ご飯を食べてたなあ」とぼそり。新人君も先輩スタッフも『ミズゴハン?』という顔をしています。店長いわく、炊飯器からよそった熱々のご飯に梅干しをのせて、その上から水をかけて、お茶漬けのようにして流し込んで食べていたそうです。そういう食べ方が体にいいのかは微妙ですが、「食欲がなくても、何かお腹に入れておかないとと思って食べていた」と遠い目をして語っています。

 また、一度も夏バテになったことがないという体力自慢のベテランスタッフは、もちろん冗談でしょうが、「この時期は道端にいろんな雑草が生えてるから、『あの葉っぱをてんぷらにしたら旨そうだな』なんて考えながら配達してると、お腹が減ってくるんだよねぇ」なんて話しています。他にも話を聞いてみると、この時期はいろんなものを食べているようです(笑)。

 本来なら、8月に休暇を取って実家に帰省しようと考えていた新人君や新聞奨学生もいますが、今年の夏はそれも叶いそうにありません。初めての帰省は、来年の正月明けか、はたまた来年の夏休みまでお預けになりそうな雰囲気です。今は栄養のあるものをしっかり食べて、この夏を元気に乗り切ってもらいたいものです。

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