しごと日記Q&A編

  今年もお世話になりました。ASAのみなさんの年末は?
(2018年12月号掲載)

  12月です。今年も残りひと月を切りました。 そろそろ『今年の十大事件』や『今年の流行語』が、テレビや新聞紙面を賑わせる時期です。 年初あたりに大流行したのに今ではすっかり忘れ去られている言葉もあれば、つい先日のことのように鮮明に記憶されている事件もあるでしょう。

  『流行語』と呼べるのか分かりませんが、今年後半、特に夏あたりから『平成最後の○○』という言い回しを耳にする機会が増えたように思います。 『平成最後の夏休み』とか『平成最後の○○大会』というふうに、主に若者の青春の思い出を飾り立てる枕詞のように使われることが多いようです。 この時代の変わり目が、前回の改元を経験していない若い世代には、より特別なもののように思えるのでしょう。 そういう意味ではこの12月はクリスマスや年越しなど、若者が『平成最後の』と盛り上がりたくなるイベントが目白押しです。

  当ASAにも今年入社の新人君たちをはじめ、若いスタッフが少なくありませんが、とてもではないけれども『平成最後の年越し』を楽しみにする余裕はなさそうです。

  毎年のことではありますが、元旦の新聞は、折り込みチラシや特集の別刷りなどで、電話帳のような厚さになります。 普段はバイクに150軒分ほどの新聞を積みこめるのに、元旦は三分の一の50軒分ほどしか積むことができません。 新聞を補充しにASAに戻る回数が増え、配達に要する時間が長引いてしまいます。また、新聞がポストに入りきらず、いつもと同じ要領でポストにお届けできないこともあります。 配達出発前にASAで組み合わせた新聞と折り込みチラシを、もう一度分けて別々にポストに投函したり、汚れないようにビニール袋に入れて玄関前まで運んだりすることになります。

  配達の所要時間が伸びて、正月早々、皆さんのお手元に新聞を届けるのが遅くならないようにと、新聞社は平常時より1〜2時間程度、降版を繰り上げます。 そのため、一月一日付の新聞が、年が明ける前の大みそかの深夜にASAに到着することもあります。スタッフたちは、日付が変わる前に出勤して新聞の到着を待ちます。 新聞が届いて配達の準備をするうちに新年を迎えます。初めて元旦の新聞を配達する新人君たちの『平成最後の年越し』は、彼らにとって思い出深いものになりそうです。

  今年も一年間ご愛読ありがとうございました。

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