しごと日記Q&A編
秋本番。朝晩はずいぶん涼しくなって、風邪を引いてしまったという方も少なくないようです。
気候が良くなるからというのもあるのでしょうか、夏休みが終わり過ごしやすくなるこの時期は、中途採用の新人君が入社してきます。いろんな地方から上京してきた新人君と話しをしていると、その土地によって新聞配達の方法もいろいろとあることに気づかされます。
先日ある新人君と話していると、「うちの地元では軽トラックで新聞の配達に来ていました」という話が出てきて、店長が目を丸くして「軽トラ?」と聞き返していました。たまに牛乳配達の軽トラックを見かけますが、ああいうイメージでしょうか。
かつて、30年以上前になりますが、少年向け人気サッカー漫画がアニメ化され、そのオープニングにサッカー少年が新聞配達をしながら住宅街を駆けまわるというシーンがありました。当時小学生だった店長がこの話をしても、店長と同年代のスタッフは、「そんなシーンありましたっけ?」と首をかしげてしまいます。意外とみんなの記憶に残っていないようで、逆に話をした店長の方の自信がなくなってきます。
そんな店長の地元でも、かつて近所の小学生が朝刊を自転車に積んで配って回っていました。50軒ほどの集落ですから、明け方5時くらいから子供が自転車で配っても、1時間ちょっとで一周していたのでしょう。朝早くから新聞を配る近所の少年は、やはり近所でも評判で、「なんど彼の煎じた爪の垢を飲まされそうになったことか……」と店長は苦い顔をして当時を振り返ります。
当ASAでは基本的にすべてのスタッフがバイクで配達をします。入社した新人君が最初に習うのも、このバイクの乗り方からになります。ただし、東京でも、入り組んだ路地や、一方通行の多い地域など、いまでも住宅が密集した都内特有の事情から徒歩や自転車で配達している地域はあります。
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