しごと日記Q&A編
12月のASAはどんな様子なんですか?
(2015年12月号掲載)
江戸時代には、年を越すとその年のつけや支払いが帳消しになったそうで、年の瀬には、年明けまで逃げ切って踏み倒そうとする借り手や店子と、そうはさせまいとする貸し主や大家さんとの壮絶な追っかけっこが江戸の町じゅうで繰り広げられたようです。12月は「お坊さんが走り回るほど忙しい月だから師走」と言われますが、この季節、駆け回っていたのはお坊さんだけではなかったわけですね。
年末年始にはクリスマスやお正月など、華やかなイベントが続きます。特にクリスマスには凝った飾り付けをされるお宅がずいぶん多くなりました。ASAスタッフは配達や集金時にバイクで様々な路地を通りますから、いろんな飾り付けが目に入ります。寒い夜にバイクを運転しながら、クリスマスの飾り付けを見てちょっとほっこりした気分になったり、ASAに戻ってからスタッフ同士で「どこそこのお宅の飾りがすごい」なんて報告し合いながら勝手に品評会をしたり、ずいぶん楽しませて頂いています。
クリスマスが過ぎるといよいよ年の瀬。今月29日から1月3日までは夕刊がお休みになります。特に29日から大晦日までの3日間は、朝刊配達を終えるとスタッフ総出で元日付朝刊に折り込むチラシの準備をします。
元旦の配達は、ASAにとって一年間でいちばん大きなイベントです。今年はいつもの年より新人君の多い当ASA。ぶ厚い新聞でバイクを倒さないか、ポストの口に新聞が入らない時に対応できるか、雨や雪が降ってこないか……など、店長は今から心配です。でも、この元日の配達をやりきると、新人君たちも一人前になるのです。
それでは、少々早いご挨拶にはなりますが、皆様、よいお年を。
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