しごと日記Q&A編

  引っ越しの多くなる時期、新聞販売店ではどんな感じですか?
(2014年3月号掲載)

  3月、4月は、引っ越しが一番多い時期です。進学・就職・転勤などで転出入が集中し、新聞販売店にとっても出会いと別れが多い時期でもあります。
  最近は、若い人が新聞を読まなくなったと言われています。ある調査によると、20代の新聞購読率は13%です。大学生の新聞購読率は70%ありますが、自宅から通学している人もいるので高くなっているのかもしれません。
  今どきの若い人の情報収集は、スマートフォン、パソコン、テレビ、新聞の順になっています。そんな状況でも、新大学生や新社会人などの人に、いかに新聞を購読していただくかで、その年の販売店の命運が決まります。
  そのために、ワンルームのマンションやアパートの空室を把握することから始めます。単身者の引っ越しは短時間で終わり、絶えず空室が発生するので随時確認していないといけません。
  大学の入学式の1ヶ月位前から「空室パトロール」をしています。毎日パトロールをしていると、小さな変化に気が付きます。清掃業者が入ったことを目撃すると、「そろそろ入居かな?」とわかります。カーテンがつくと、すかさず「ピンポン作戦」です。「ご入居おめでとうございます。朝日新聞です!」
  「ちょうど良かった。明日から配達してください」と簡単にはいきませんが、何事も先手必勝、タイミングが大事なのです。

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