しごと日記Q&A編
ASAでは、震災などに備えてどんな準備をしていますか?
(2012年6月号掲載)
4月6日と7日、朝日新聞・多摩版に、“「その時」に備え 立川断層地震”という特集記事が掲載されました。また、4月18日に東京都が首都直下地震による被害想定を発表した内容は、翌日の紙面でも図解付きで大きく取り上げられました。多数の死傷者、建物の倒壊や焼失が見込まれるほか、電気や通信、上下水道などのライフラインも寸断されるという衝撃的な記事でした。
当ASAでも、震災が起き、停電や電話がつながらないようなことがあっても、「販売店に届いた新聞を配達するにはどうするか」ということに絞って、最低限の準備をしました。
「3・11」の地震後に一番困ったのはガソリンです。配達用のバイクに入れるガソリンを確保するために携行缶を持ってスタンドを探しまわりました。ガソリンを1台のバイクに2リットル入れるとして、10台だと20リットルの携行缶は空になり、翌日の配達でまた必要です。携行缶は3つ用意しました。
暗闇で新聞の仕分けはできないので、発電機も購入しました。屋台などでよく使われているような、ガソリンを入れて使うタイプです。バイク用のエンジンオイルが使えるものを選びました。
あれこれ考えていくと、きりがない事がわかりました。トイレが流せなくて困ったことを思い出し、水を貯めておく容器も用意しました。水はどうしようかと考えていると、「川に行けばありますよ」と九州出身の社員が教えてくれました。
あとは、一番混乱すると思われる通信ですが、どう備えをしたらいいのか結論が出ません。いざという時に頼りになるのは、新聞なのかもしれません。
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