しごと日記 Q&A編

  年末年始のあわただしい様子を以前のしごと日記で読み、元旦に届く新聞がどれだけ苦労して配られているのかわかりました。また紹介してください。
(2008年12月号掲載)

  年末は、29日〜30日の2日間で、30日・31日・元旦・3日・4日の分までのチラシを作り置きします。 通常の時期なら翌日の分しか作りませんが、折込広告会社や運送会社も正月休みに入ってしまうので、販売店には年内にすべて届いてしまうのです。
  2日間、従業員総出で、すべて作り上げます。29日から正月の3日までは、夕刊がないので、こういった作業もできるのです。 それにしても、元旦の新聞は、毎年思いますが、「厚くて重い」。チラシが多いのはもちろん、 何よりも「増ページ」という別刷り(三が日のテレビ番組などが載っている)の量がすごいのです。 いつもの別刷りより厚いのが何種類もあるからです。ちなみに、今年の正月は第2部〜4部まであり、合計56ページありました。
 「元旦の朝刊は、とんでもない厚さになるんじゃないですか?」と、はじめて経験する新入社員は、圧倒的な量にびっくりしてしまいます。 こんな新人くんのため? 元旦の朝刊は、いつもより1時間以上早く販売店に届きます。
  分厚いチラシを新聞に挟み込み、バイクに新聞を積もうとしても普段の半分くらいの量しか積めないので、 普段は1〜2往復のところが、6回往復してやっと配り終わるという感じです。
  また、新聞が分厚いため縦に2つ折りしか出来ず、ポストに完全に入りきらない場合が多くなります。 どうしても入らない場合、ポストの裏側から入れたり、玄関の汚れない場所に置いたりするときもあります。 「届いてない」と電話をいただき、急いで届けに行くと、ポストに入りきらずに通路側に新聞がはみ出している……といったことがよくあります。
  とりあえず一番大変な元旦の配達が終わると、翌日は年間で唯一、朝夕刊ともに休刊となる1月2日を迎えます。一番ほっとする日です。

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