しごと日記 Q&A編
ガソリン代が値上がりし、新聞配達用のバイクも、この秋から環境問題に対応して
各社が4サイクルエンジンだけを製造することになり、値上がりしてしまいました。
ASAにとっては、「踏んだり蹴ったり」です。
当ASAで使っているホンダ「プレスカブ」も、新車で購入すると20万円以上。
乗る社員のクセや乗り方で傷み具合も違ってきます。
50ccなので、ガソリンタンクは4Lで満タンになります。1Lで約30km走るので、
満タンで約120km走ることになります。意外と「燃費」が悪いと思うかもしれませんが、
新聞配達は走ったり止まったりの繰り返しなので、どうしてもガソリンの減るスピードが早くなってしまいます。
朝刊と夕刊の配達で1日平均30〜40kmは走るので、毎日、マラソンのフルコースを走っているのと同じくらいの計算になります。
新入社員に「このバイクは1カ月で1000km、1年で12000km、4年で48000km走るんだぞ」と話すと、
「原付バイクで地球一週しているわけですね」とおもしろい答えが返ってきました。
確かに、そう考えると、けっこう走るもんだなあと思います。
決まった社員が大事に手入れして乗れば、走行距離が80000kmを越えても全然平気なバイクもありますが、
複数の人間が代わる代わる雑に乗ると、乗り方のクセが違うため、消耗が早くなります。
長持ちさせるために、月に一度のエンジンオイルやタイヤ交換は社員が自分でします。
タイヤやブレーキは、当然ですが、体重の軽い人が乗っているバイクは長持ちします。荷台に150部(30kg)、
前カゴに50部(10kg)の新聞を積むと、それだけで40kg。そこに60kgの人間が乗ると、合わせて100kg。
体重だけで100kgを越える(ヘビー級?)の社員もいるので、バイクも大変だなあと思います。
また、配達中のパンクは緊急事態です。店に待機している社員に電話して配達の応援を頼んだり、
休んでいる社員のバイクを車に積んで配達場所まで運んで、パンクしたバイクを積み帰ったりと、てんてこ舞いになります。
こんなことが、月に4〜5回あります。特に雨の日とその翌日は、路面の土が流されて、
釘や、とがった石が露出してパンクの原因になります。
……というように、いろんなことがありますが、配達で使っているバイクは、平均すると5年位は持ちます。
雨の日も雪の日もがんばっているパートナーには愛着も湧いてくるものです。
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