しごと日記Ｑ＆Ａ編

　　この時期ならではのエピソードを教えてください。

　　「昔は、配達する件数がびっくりするほど少なくなるから体力的には楽だったけど、ご不在の期間はお客様によってまちまちだから、ミスが無いように気を張ってかえって気疲れしたものだ。気をつけてやれよ」と、初めて夏休みの配達を経験する新人君にベテラン社員が話しています。

　 学校も夏休みに入り旧盆も近づくこの時期、旅行や帰省でご不在になるお客様からの配達休止の連絡が増えてきます。以前は旧盆の8月13〜15日がピークで、学生の多いエリアなどでは配達件数の2〜3割がお休みになることもありましたが、最近は休暇の取り方が多様化してきたためか、配達休止の期間も分散して一時期に集中することも少なくなってきました。

　 ところでこの時期、テレビや雑誌ではいわゆる「怪奇特集」や「心霊特集」のような番組や記事が増えます。見なきゃいいのに怖いもの見たさでつい見てしまいます。
　 翌日の朝刊配達では、風の音や路上に伸びる自分の影にびくびくしながら配達する羽目になったりします。そうでなくても開放的な季節ゆえ、まだ暗いうちから浴衣姿で散歩している女性や、前の晩に飲みすぎたのか酔っぱらって路上で寝転がっている男性に出くわすこともあります。朝刊配達時の静けさに慣れたスタッフにしてみれば、これもちょっとしたびっくり体験です。

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