しごと日記Q&A編
冬の配達の様子を紹介してください。
(2014年1月号掲載)
この時期の配達で一番怖いのは、雪が降っている時より路面が凍っている時です。毎日その地域を配達している担当者は、「ここは危ない」というポイントがある程度わかっていますが、慣れていない新人や担当者が休みの時に配る「代配」の社員にはわかりません。そのため、徐行運転をして注意していても、思わぬ場所ですべって転倒しそうになることがあります。
凍った路面だと、タイヤがうまく地面をつかむ事ができません。アクセルをひねるとタイヤに力が加わりますが、それが地面に伝わらないので空回りします。動き出したとしても前輪が地面をつかむ事が出来ないので、ハンドルを切っても曲がらず非常に危険です。慣れていない方は、路面が凍っている日は運転しないことをお勧めします。
新聞配達の場合は、休むわけにはいかないので、バイクの後ろのタイヤに金属のチェーンをして走ります。速度を落として慎重に運転するため、時間はかかりますが、すべって運転できないようなことはほとんどありません。
むしろ、バイクを降りた後が問題です。怖いのは凍っている階段です。登り切った場所にあるポストに新聞を入れたあと、いつもの調子で階段を降りようとして転んだりすることが多いです。場所によっては、下り坂で転び、そのまま何メートルもすべってしまうようなこともあります。
音のする鉄スパイクのようなものを履いて配達するわけにもいきません。何かいい方法はないものでしょうか?
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