しごと日記Q&A編
朝がつらい時期になってきましたね。「配達の人はこの寒さの中、よく起きられるなぁ」と感心しています。起きる時や防寒対策での秘訣や工夫はありますか?
(2013年11月号掲載)
「ピピ、ピピ、ピピピピピピ!」
暗闇の中で鳴り続くスマートフォンに手を伸ばして目覚ましを消す。毎日この動きから一日が始まります。
皆さんもそうでしょうが、寒くなってくるとすぐに布団から出られません。「よしっ」と気合いを入れて布団から抜け出すしかありません。起きる前に暖房を自動セットして部屋を暖かくしておくのが唯一の秘訣でしょうか。最終的には「がんばれ、自分」と声に出して励まします(笑)。
バイクで走っていると、夏も冬も顔が痛くなります。夏は虫がたくさん顔に当たり、冬は寒さで痛くなります。釣具店などで売っている防寒用マスク(顔全体を覆って目のところだけ開いているマスク)をしている社員もいます。ただし、見た目がかなり怪しくなります。
配達中に一番冷えるのは手と足の先です。手はハンドクリームを塗って滑り止め軍手を2枚重ねにします。足は靴下2枚に足用のカイロなど。ズボンも2枚履いたりします。
ハンドルを握っている手は軍手を2枚重ねにしても、かじかんで思うように動かなくなってしまい、途中で止まってエンジンに手をかざして温めたりします。雨や雪が降ると寒さを何倍にも感じます。顔はずぶ濡れになり、鼻水が出ていることもわからなくなります。
昔は唐辛子を軍手や靴下の中に入れると暖かくなると聞いたことがありますが、今は、遠赤外線の靴下や靴もいいものがあるので、唐辛子を入れている人はあまりいないでしょう。
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