しごと日記Q&A編
雨でバイクが動かなくなるなんてことはありませんか?
(2013年7月号掲載)
土砂降りの雨の中や水たまりの中をバイクで走っていて、バイクの中に水が入ると、エンジンが止まってかからなくなってしまう事があります。「エンスト」です。何度もエンジンをキックで掛けようとしても、うんともすんとも言いません。
こうなると、「バイクの走りがけ」しか方法がありません。
キックでエンジンをかけても一向にかからない場合、強烈にエンジンをかけるには「走りがけ」です。自転車に乗る時の格好みたいにエンジンを掛けます。
ギアをニュートラルにして、バイクを手で押して勢いをつけ、勢いが付いたらバイクに飛び乗り、ギアを1速に入れるのです。これを何度か繰り返せば、大体エンジンは掛かります。
近くに下り坂がある場合はとてもラッキーです。走りがけの応用で、下り坂を利用してエンジンを掛けてしまうのです。この場合、バイクから降りなくていいので楽です。下り坂が長い場合は、これを何度も繰り返せるので、さらに良いのですが、走りながら変速する時には注意が必要です。
それでも駄目なら……必死になってキックを繰り返すしかありません。
経験から言えば、雨の日のエンストは、根気よくエンジン掛けを続ければ、大体の場合、掛かるようになります。しかし、配達中は根気よくしていられません。エンジンがかかる気配がまったくない場合、店に一旦戻るか、連絡を入れるかして、代わりのバイクで配るしかありません。
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