しごと日記Q&A編
新人らしき人が「順路帳」らしきものを見ながら、一軒ずつポストの確認をしているのを見かけました。どんなことを注意しているのですか?
(2013年4月号掲載)
新人社員が配達できるようになるためには、「順路帳」に書かれている読者名・新聞名・順路記号などを見て、1軒目の家から順番に最後の家までをバイクで回ります。何回も繰り返して、「順路帳」をみるだけで次の家に到着できるようにしていきます。数十回も繰り返すと、やっと配達する家を順番にスムーズに回れるようになりますが、家の順番だけ覚えても配達はできません。大切なのは、新聞を入れる場所を覚えることです。そのため、「順路帳」には新聞を入れるポストの種類や場所も記入されています。
たとえば、注意が必要なのは次のようなポストです。
「裏ふたのないポスト」。そっと入れないと、裏から落ちてしまいます。雨が降っていたら、びしょ濡れです。門扉にカギがかかっていたら、拾うこともできません。
「塀の上に置いてあるだけのポスト」。片手で抑えながら入れないと、ポストが落ちてしまいます。
「裏ふたをガムテープなどで止めてあるポスト」。できるだけ新聞をポストの中に入れようとしても、チラシが多く新聞が厚い時などは、どの折り方をしても奥に突っかかって入っていかないことがあります。
一番入れやすいのは、新聞を横に2つ折りし片手で入れられるポストです。ただ、ふたが固い場合、新聞を入れた後にバネで指を挟み、軍手が中に落ちてしまうことがあります。
油断禁物です。
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