しごと日記

集金の話  (2008年3月号掲載)

 昔は、新聞というと集金でのお支払いがほとんどでしたが、現在、当ASAでは、 ご購読料のお支払い方法として、訪問集金、口座振替、クレジットカード決済などがあります。 現在ご購読いただいているお客様のうち、4割が訪問集金で、6割以上が口座振替・クレジット決済でお支払いいただいています。 数年前に比べると、格段に口座振替・クレジット決済のお客様が増えているのが特徴です。
 今回は、全体の4割のお客様を訪問して購読料を頂戴する仕事=「集金」について紹介します。
 基本的には、毎日配達をしている各区域の担当者がお客様のお宅を訪問して集金しています。 大体一人450部程度の新聞を配達しているとして、毎月180軒ほどのお客様を訪問することになります。
 毎月25日頃が、その月の集金業務の始まりです。集金初日は「初集(しょしゅう)」と言い、 その月の全集金額の3分の1を集金することになっています。3分の1というと、 各区域60軒以上のお客様を一日の内に訪問しなければなりません。 そのため、通常は朝刊配達後に仮眠をとって昼の12時に出勤しますが、「初集」の日は、 “眠い目をこすりながら”10時に繰り上げ出勤します。
 「初集」が平日に当たる月は、夕刊の配達もあり、その時間の集金業務はできないので3時間程度差し引くとして、 朝10時から夜8時までで集金業務に費やす時間は6〜7時間になります。 この時間で、たとえば60軒を訪問して集金する場合、1時間で10軒、およそ6分で1軒のペースとなります。 もちろん、移動時間やお留守の場合もありますから、お客様とお話できる時間は1軒につき更に短くなります。 「集金の時、いつもバタバタしているわね……」とお思いのお客様、そのとおり、担当者はバタバタしているのです。
 こんな調子で26日以降も毎日集金し、末日には、ほとんどのお客様から購読料のお支払いをいただいています。 これが訪問集金の大まかな流れです。
 ところで、口座振替やクレジットカード決済のお客様が増えてきて、お会いする機会が少なくなってもサービスが公平になるよう、 「ASAだより」(毎月第一日曜日発行)で、招待券等のプレゼントに応募していただけるようにしています。 古紙回収用の袋は、集金前にすべてのお客様にポスティング、もしくは朝刊に折り込んでお届けしています。
  ご不在がちのお客様には、お忙しい時間帯や遅い時間に何度も集金で伺い、ご迷惑をお掛けすることがないよう、 簡単に手続きができる口座振替やクレジット決済でのお支払いをお勧めします。

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