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JR南武線矢川駅から徒歩10分。南武線とクロスする矢川通りを南に進み、甲州街道を渡って石田街道を南に進み右手にあるコンビニの斜め先の道を左折すると、左に「くにたち郷土文化館」が見える。
エントランスホールの突き当りには、特別展「国立駅開業100周年記念 春季企画展 文化の華咲く国立」(6月14日まで)の看板と当時の三角屋根の国立駅舎に掲げられていた「国立駅」という看板が展示されている。 近くで見ると意外と大きいのにびっくりする。階段を下りて展示品が並ぶ地下へ。
同館のメインテーマは「過去・現在・未来を結ぶ―多摩川が育んだ段丘(ハケ)とともに生きる私たち―」。 常設展示場では、旧石器時代から現代に至るまでの国立の歩みを出土品や民具、写真資料などを通して体系的に紹介。
とりわけ、甲州街道沿いの暮らしぶりや学園都市として発展してきた過程に焦点を当てた展示は見応えがある。 特に、緑川東遺跡出土石棒や1959年南養寺遺跡調査で発見された顔面把手付土器などの歴史的資料の他、谷保天満宮例大祭稽古用獅子頭などの展示は興味深い。

常設の暮らしゾーンより
奥の特別展示室では「文化の華咲く国立 国立大学町と国立駅開業」が開催されている。
国立駅が開業した1926(大正15)年4月1日は開業祝賀会が賑やかに行われる中、箱根土地株式会社による新たな分譲地「国立大学町」の第1回分譲が開始された。
国立駅の開業と分譲地の成立は深く関係していて、100年前、雑木林だった国立駅南一帯が区画整然として出現したことがよくわかる。
国立駅舎設計図や国立駅前展望台図(共に国立市所蔵)分譲地売り出しのチラシ(同文化館所蔵)など。
「駅前展望台図をみると、駅前の円形公園は当初は土を盛り展望台にする計画があったようですね」と同館主任学芸員の安斎順子さんは言う。
■くにたち郷土文化館 (TEL:042‐576‐0211)
開館時間/9:00〜17:00(入館16:30まで)
休館日/毎月第2・第4木曜日
(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始
観覧料/常設展示は無料
(企画展、特別展については別途設定)
(2026年5月掲載) 地図
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