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広い芝生の広場
立川駅南口から線路沿いに西に伸びる道を進む。「柴崎町二丁目」の交差点を右折して立川南通りを少し進むと、諏訪神社の北側に広がる諏訪の森公園に着いた。
立川南通りに面した公園の北側は、諏訪の森広場として整備されている。この広々とした空間は、地域のイベント会場として使われることも多い。
この日は猛暑日であったため、来訪者は少なかったが、大きな芝生の広場では少年たちが元気にボール遊びを楽しんでいた。広場の周りにはベンチが所々に設置されており、歩道際のサルスベリの花がきれいに咲いていた。
広場の先に広がるのが、諏訪の森公園だ。もともとこの場所は、諏訪神社の鎮守の森の一部だった。かつてうっそうと木々が生い茂っていた一帯を、戦後に市民公園として整備した。
園内の南側には小山が設けられており、ここには小山の上から滑り降りる滑り台が設置されている。これはネット遊具と滑り台を組み合わせた複合遊具で、滑り口から2本の滑り台が伸びている。この日は、小さな子がお母さんに励まされながら滑り台に果敢に挑戦していた。
小山の近くにはブランコや小型の滑り台も設置されている。以前はターザンロープやアスレチック遊具なども置かれていたが、残念ながらそれらは撤去されてしまったようだ。また、小山の近くには立派なトイレも設置されているが、16時半には施錠されてしまうので、要注意。
公園の中央あたりには、レンガ造りの建物があり、その手前にはよく整備された花壇がある。花壇の中では黄色のマリーゴールドが鮮やかに咲いていた。周囲の植栽などもきれいに剪定されていて、園内でもなかなか心地のよいスポットだ。
園内西側には高い木々が立ち並んでおり、その間に散策路が伸びている。このあたりは、かつての鎮守の森の雰囲気を残している一角だ。
帰り際、諏訪神社に寄ってみると、例大祭に向けてたくさんの提灯が掲げられていた。
(2025年9月掲載) 地図
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