小さな散歩道

谷保第二公園 (国立市富士見台2−20)


トイレ前の大きなプラタナスの木

ブルーのカバさん遊具

人気のローラー滑り台。6歳〜12歳用だ

ライオン型の遊具

クジラ型の遊具


公園入口

 谷保駅北口から線路沿いを矢川方面に進み、ビニールハウスのある角を曲がると谷保第二公園に着いた。駅から徒歩約5分。

 この公園は通称「カバ公園」と呼ばれている。その名の通り、園内ではカバの姿が多く見受けられた。まず、公衆トイレがカバを模した形をしており、大きく開いたカバの口がトイレの入口になっている。よく見ると、上下に歯まで生えている。さらにトイレの左手では、金属製の2頭のカバが地面から顔をのぞかせていた。なぜこの公園のテーマがカバなのかは不明だが、なかなか面白い公園だ。


2頭の金属カバを従えたカバ型トイレ

 カバ型トイレの右側は児童用のスペースになっていて、ここにも青いカバの遊具が置かれていた。一見ワニにも見えるこの遊具だが、よく見るとやはりカバであった。この遊具はカバの背中に穴が開いていて、カバの口がトンネルのようになっている。この日は、小さな子が何度もカバの口から出たり入ったりして楽しんでいた。

 カバ遊具の傍らには大型の複合遊具が設置されている。この複合遊具はなかなか凝ったもので、長いローラー滑り台にロープやネット遊具などが組み合わされている。チェーンで吊るされた丸太の階段などもあり、色々な楽しみ方ができそうな遊具で、子どもたちには人気のようだ。多くの子どもたちがゴロゴロとローラー滑り台を滑り降りていた。また、園内にはライオンやクジラのムービング遊具も設置されている。


小さな子が穴くぐりを楽しむウォール

 園内中央は運動広場になっていて、その周囲にはサクラなどの大きな木々が伸び、木々の下にはベンチも多く設置されており、暑さをしのぎながら木陰で一休みできるのがうれしい。まだまだ気温の高い日が続くが、この日はベンチで読書に勤しむ人や、広場で駆け回る子どもを見守るお母さんの姿が見られた。なお、春にはお花見に訪れる人も多いようだ。

 公園は農地に隣接していて、園内からは農地の先を走る南武線の姿も見ることができる。帰り際、線路沿いから農地をのぞいてみると、ナスがたくさん実っていた。

(2024年10月掲載)  地図


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