小さな散歩道

矢川いこいの広場(国立市青柳1-18-16)


(左)広場のシンボルツリーケヤキ  (右)広場脇を流れる矢川だがあいにくこの日は枯れていた


水辺にはあずま屋も

新しい遊具がいくつかあって楽しい

パンジーの花壇の向こうにあるのはトイレ

  矢川駅の北口から、線路沿いの道を立川方面に進む。駅から2つめの踏切を渡り、国立市立第六小学校の裏手を進むと、小学校に隣接する「矢川いこいの広場」に着いた。

  この広場には、その名の通り、矢川が流れている。矢川は、ここから少し立川寄りにある矢川緑地から流れ出す長さ約1・5キロの小川で、矢川緑地から「矢川いこいの広場」を抜けて甲州街道を渡り、青柳段丘崖下の「矢川おんだし」で府中用水と合流する。
  この広場には親水テラスが設けられていて、水辺近くには風情のあるあずま屋もある。また、川の中には子どもが飛び乗って遊べるような飛び石も置かれていた。「広場」という名称だが、親水公園としての性格も強い造りになっている。

  しかし、この日、矢川の水は枯れており、広場一帯は空掘のようになっていた。これはちょっと残念だ。空掘になってしまった矢川だが、子どもたちは川底を走りまわったり、石の下にいる虫を探したりして楽しそうに遊んでいた。
 国立市によると2〜3年前から、毎年秋から冬にかけて1〜2度「いこいの広場」の矢川の水が枯れるようになった。だが夏は水源の湧水も豊かになり、清流が流れているという。

  広場の北側は運動広場になっていて、こちらでは学校帰りの子どもたちがサッカーに励んでいた。また、入口近くの木の下には「自然と文化の散策路・矢川清流と青柳の歴史コース」と書かれた石碑があった。このコースに沿って、周辺をのんびりと散策するのもいいだろう。           
  広場の中ほどでは大きなケヤキの木が伸びており、その傍らには時計台が立っている。時計台の柱には石のプレートが取りつけられていて、プレートには水面にたたずむカエルや野鳥が描かれていた。清流である矢川をイメージした、ちょっと微笑ましいプレートだ。
  広場の南側にはパンジーの花壇があり、その周囲はベンチになっている。色とりどりの花々を眺めながら、こちらで一休みしたいところだ。なお、花壇の近くには国立市生まれの郷土史家・原田重久の句碑が設置されている。背後では、ゆかりある史家の碑を彩るようにボタンの花が咲いていた。

(2023年4月掲載)  地図


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