小さな散歩道

朝日町いこい公園 (昭島市朝日町5-8-29)


(上)公園入口 (右)公園の看板

 青梅線中神駅の南口から江戸街道を西に進み、酒店がある交差点を左折。そこから住宅街に伸びる道を5分ほど進んでいくと、右手に朝日町いこい公園が見えてきた。

  コンクリート製の丸太に公園名が刻まれた看板がある入口から園内に入ると、右手には木製の複合遊具が設置されていた。この遊具は、2本の滑り台やのぼり棒、よじ登るためのロープが垂らされている坂などが組み合わされていて、アスレチック遊具のような雰囲気だ。この遊具はとても人気があり、子どもたちは遊具に登ったり駆け下りたりしながら、追いかけっこを楽しんでいた。また、小さな子を連れたお母さんは「すごい、すごいね」と励ましながら、滑り台へ挑む子どもを温かく見守っていた。

  園内中央は運動広場になっているが、その周囲にはブランコや鉄棒、砂場や幼児向けの乗り物遊具も設置されている。こちらでもお父さんやお母さんが小さな子の手を引きながら午後のひと時を楽しんでいた。

(右)木製の複合遊具 

  園内右側には高い木々が伸びているが、その傍らはテーブル付きのベンチなどが並ぶ休憩スポットだ。散歩中に一休みする高齢者や、談笑を楽しむお母さんたちの姿があり、公園の名前のようにまさに「いこい公園」だ。運動広場の傍らにはトイレや水飲み場も設置されてる。

  この公園は学童クラブに隣接しており、すぐ近くには中神小学校もある。そのためか、園内では子どもたちの姿が途切れることがなく、次々に学校帰りの子どもたちがやってくる。
  ベンチに腰掛けながら園内を眺めていると、4,5人でやってきた少年たちは園内を駆け回ったかと思うと、あっという間に木に登っていた。その身軽さに驚く。子どもたちは、全員ちゃんとマスクを着けていたがその息苦しさなんて関係ないと元気いっぱいに走り回っていた。

  公園の入口近くではヤマモモやキンモクセイの木が茂り、園内奥手では梅の紅い花が咲き始めていた。

(2021年2月掲載)  地図


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