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泉町西公園のパーゴラ付きの広場
立川駅北口から「大山団地折返場」、「東中神駅北口」、「東中神駅北循環」行きのバスに乗り、「大山小学校」で下車。バス停から大山小学校の角を左折して進んでいくと、泉町西公園に着いた。
2017年にオープンしたこの公園は、立川基地跡地の土地区画整理事業として整備された真新しい公園だ。公園正面の入口はパーゴラ付きの広場になっていて、その手前には色とりどりの花を咲かせた花壇があった。
正面入口から左手に向かっていくと、幼児・児童用の遊具が置かれている一角があり、こちらには飛行機を模した乗り物遊具や、ヘリコプターと飛行機型の滑り台などが設置されていた。ヘリコプターは上部にプロペラが付けられており、なかなかユニークでかわいらしい遊具だ。この場所はさすがに人気のようで、小さな子どもたちが楽しそうに遊んでいた。
公園の中央は、大きな芝生の広場になって、開放感に溢れていて大変気持ちのいい広場だ。芝生の感触が足に優しく感じられ、思わず体を動かしたくなってくる。また、左手には大きく伸びた保存木があり、園内左奥は昭和記念公園の玉川上水口に繋がっていた。
昭島市立むさしの公園の小高い丘
両脇に桜並木が伸びる残堀川を渡ると、そこは「昭島市立むさしの公園」となっていた。そして、目の前にはこんもりとした小高い丘がそびえている。鉄道の砂利と枕木を模したような階段を上って頂上に着くと、小さな広場があり、富士山や御岳山の方角が示されていた。この日はあいにく富士を望むことはできなかったが、眺望はなかなか良好で、遠方まで見渡すことができる。
丘を下りると、ふもとの一角にはレールが敷かれた鉄道駅のようなモニュメントがあった。近くの案内板によると、この「廃線跡モニュメント」は、戦時中に敷設されたとされる青梅線中神駅からの資材運搬専用線跡が土地区画整理事業の着手時に残っていたため、土地の記憶や歴史を継承するために当時の敷設位置にレールや砂利などを再利用したものだとか。このモニュメントは丘の反対側にも設置されており、そこにもレールが敷かれていた。
なお「むさしの公園」は道路を挟んだ西側にも広がっている。名称こそ異なるものの、「泉町西公園」と「むさしの公園」は一体となった広い緑地エリアとして整備されているようだった。
(2019年4月掲載) 地図
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