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立川南通り(江戸街道)を歩いて、立川第一中学校バス停から南側の団地へと向かう道に入るとすぐ、公園の入り口があった。
その左手に「市の花 こぶし」と書かれた看板が立っている。公園名を書いた表札は見当たらない。民家に囲まれた、数百平方メートルの小規模な広場だが、白い柵でしっかりと囲ってあり、手入れが行き届いていそうだ。
右手の奥にあるのは、ピンク色した象の滑り台だ。背中から登り、長く伸びた鼻を滑る構造になっている。高さ1メートルほどなので、幼児でも安心して滑られそうだ。子ども連れが一組、楽しそうに遊んでいる。
滑り台の脇にはブランコと鉄棒。こちらも小さな子ども向きなのか、低く作られている。ただ、ブランコには肝心の、ぶら下がって座る物はない。他の公園で事故が相次いだため、取り外されたのだろうか。チョッピリ残念だ。
こぢんまりした園内ながら、パーゴラや砂場、ベンチも6台ある。砂場は犬や猫のフンから守るためか、青いシートで覆われていた。
園のふちに赤レンガを積み上げた、かん木などの植え込みがあった。植えられている植物も多様だ。アベリアやクルメツツジ、セイヨウイワナンテン、ヤエクチナシ、シャリンバイなど、きちんと名札がついているのも親切だ。葉っぱを落とした木もあるが、アベリアやツツジらしいかん木、カクレミノは冬空の下、まだ青々とした葉をつけていた。
(08年2月掲載) 地図
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