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川和富士
富士山を眺めることができる公園があると聞いて訪れた。
「都筑ふれあいの丘」駅より遊歩道を歩いていくと「ゆうばえのみち」という緑道に続く。緑豊かで美しいこの緑道に入り、しばらくして川和富士が見えてきた。標高74メートルあるというだけあって、かなりの存在感。
同公園にある石碑によると、富士の山神を迎える依代(よりしろ)として富士山の形をまねて塚をつくることが江戸時代の中頃に流行し、川和富士も流行により江戸時代後期につくられたという。かつてはここより数百メートル北西の伊勢森原の頂上にあったのだが、港北ニュータウン事業によりここに復元され現在は公園として管理されている。
頂上まで上ると、360度見晴らしの良い景色を楽しむことができた。この日は少し曇っていたので富士山を見ることはできなかったが、良く晴れた日には富士山やランドマークタワー、奥多摩なども見ることができる。また同公園では美しい夕景や夜景も楽しむことができるという。川和富士のふもとには、草広場や健康器具広場もあり、子どもからお年寄りまで楽しむことができそうだ。
帰りに遊歩道から少し入った住宅街の中にあるとんかつ店「馬酔木(あしび)」(火曜日・第3水曜日定休)に寄る。この辺りでは有名な店のようで、地元の方でにぎわっていた。 とんかつランチ(杜仲高麗豚ロース120グラム)をいただく。ソースや醤油、塩などが数種類用意されており、こだわりのとんかつはどれで食べてもとてもおいしかったが、私はパハール岩塩でいただくとんかつが特に気に入った。素晴らしい景色とおいしい食事を楽しみに一度訪れてみてはいかがだろう。
■川和富士公園 横浜市都筑区富士見が丘20
アクセス/横浜市営地下鉄グリーンライン「都筑ふれあいの丘」駅より徒歩10分
(2017年11月掲載) 地図
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