小さな散歩道

寺家ふるさと村 (じけふるさとむら)

 


 昔ながらの田園風景を楽しむことができるという場所を訪れた。ここは公園や施設ではなく、寺家町の住民の方々の生活の場。昭和50年代当時、開発が進んでいた横浜市の中にあって、多くの自然が残っていたため、農業との調和を図っていく為に「ふるさと村」の冠がつけられたという。水田や畑では農作物の生産が行われており、生産された作物は地元で直売されている(四季の家ホームページより)。

 まず、雑木林の丘に挟まれた谷戸田と呼ばれる細長く伸びた水田の脇を歩く。横浜市にいるとは思えない田園風景、この日はまだ桜の花と菜の花がきれいに咲いており、美しい田園風景をより一層美しく演出していた。これからの季節は新緑、夏は水田の緑のじゅうたん、秋は黄金色の稲穂と紅葉、そして冬は木枯らしと、四季折々の変化を楽しむことができる。

 次に、ふるさとの森に入る。名前通りまさに森といった感じだが、歩道が整備されており、気軽に散策ができる。
  入るとすぐ、桜の木に囲まれた神社を見つけた。お参りをして、高台からの景色を楽しみながら進んでいくと、池が見えてきた。現在も利用されている農業用水用のため池の一つで、この熊野池のみ釣り堀として公開されているという。

 この他にも同村には、総合案内を行う四季の家、なし園や体験温室、ゴルフのショートコースやテニスコート等の施設もある。四季を感じに、一度訪れてみてはいかがだろう。

■寺家ふるさと村
ホームページ/寺家ふるさと村四季の家
所在地/横浜市青葉区寺家町414
アクセス/東急田園都市線青葉台駅より東急バス鴨志田団地行き終点下車、
     もしくは寺家循環四季の家下車
駐車場/無料、9時〜20時(四季の家駐車場)

(2014年5月掲載)  地図


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