しごと日記Q&A編

  ASAの皆さん、夏バテしていませんか?
(2019年9月号掲載)

  9月です。今年の夏は、梅雨明けが遅かったわりに、8月後半にはもう秋雨前線と、ずいぶん早足の夏だった気がします。そのせいか、セミの鳴き声や蚊の飛ぶ羽音を聞く機会が少なかったように感じます。ずいぶんはやい季節の移り変わりに、体調を崩したり出番を逃したりしてしまった昆虫たちもいたのかもしれません。
  当ASAでも暑さで体調を崩した新人スタッフがいました。すぐに回復しましたが、初めての夏に体がびっくりしたのかもしれません。

 皆さんは、この夏いかがお過ごしでしたか?夏はお出かけする機会が増える季節。当ASAでもこの時期、帰省や旅行期間中の配達休止のご依頼を多くいただきますが、中には連絡し忘れたままお出かけになるお客様もいらっしゃいます。そうした場合、配達された新聞がポストに溜まっていくことになります。スタッフが朝刊を配達するとき、ポスト内の暗がりの底のほうに、うっすら白っぽいものが見えます。目を凝らすと、前日の夕刊らしい……。その時点では、「あれ?」と思う程度ですが、次の配達時に見てみると、朝刊もそのままになっている。二日も経つと、郵便物や商業チラシも溜まってポストからはみ出し始めます

 以前は、お留守が分かって物騒だからと、スタッフの判断で門の中に入ってポストの裏側から新聞を抜き取り、ASAに持ち帰って保管することもありました。最近では、入口に警備会社のステッカーが貼ってあったり、オートロックのマンションだったりと、新聞が溜まっているのに気づいても、ポストの裏側までたどり着いて対応することが難しくなってきました。放っておけずにASAに戻って電話をかけてみると、うまくいけばお出かけ先のお客様と携帯電話で連絡が取れる場合があります。

 また、最近では一人でお住まいの高齢のお客様も増えています。やはり溜まった新聞が気になって、戸口から声をかけてみたところ、屋内で熱中症にかかって倒れているのを発見して救急車を呼んだという経験を持つ先輩スタッフもいます。新聞が溜まっていることを、どの時点で把握してどう対応するか、ASAスタッフたちの腕の見せ所でもあるのです。

※先月も、系列店のASAから自治体の見守りネットワーク(地域包括支援センター)に連絡したケースがありました。その後、地域包括支援センターの判断で警察へ連絡されたようです。翌日、警察と地域包括支援センターから販売店へ連絡があり、残念ながら自宅内で一人暮らしの方が亡くなっていたことがわかりました。

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