しごと日記Q&A編

  いろんな地方から入社してくる人が多いようですが、どんなことをやっていた人が多いのですか? 他にエピソードなどあれば教えて下さい。

(2013年9〜10月号掲載)

(その1)   当ASAでは、アルバイトが配達している集合住宅もありますが、ほとんどの地域を社員が担当しています。欠員が出た場合にすぐに補充しなければならないため、中途採用が比率としては多いです。
  前職は本当に様々で、パン職人、左官職人、タイル職人、印刷工場、宅急便ドライバー、塾講師、小学校の教員、土木工事、リフォーム職人、エアコン修理、システムエンジニア、タクシー運転手、スポーツジムのインストラクター、美容師、農業、自衛隊など……まるでハローワークの求人情報のようです。

  選んだ理由として、数年前までは「以前、地元の販売店で朝刊配達をしたことがある」というのが多かったですが、最近は、大学を卒業後、定職に就けずにアルバイトをやっていた人や中退した人が「奨学金を返すために働きたい」という理由で応募してきます。
  また、部活動やアルバイトをやったことがなく、上下関係のあるような環境で過ごしたことのない人が多いのも最近の特徴です。
  仕事を教えていくのも、職人気質のようなやり方では無理で、指導する側も変わらないといけなくなってきています。

▲上へ

(その2)  白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機の「三種の神器」が新生活の必需品と言われた頃から半世紀。平成生まれの新入社員には、「三種の神器って何ですか」と言われます。
  上京してくる時の荷物は、着替えとパソコンとスマートフォン。少し極端ですが、最近こんな人が増えていて、例をあげると次のような会話になります。
  「旅行じゃないんだから、もう少し生活用品が必要でしょう。何か音が出るものがいるんじゃないの?目覚まし時計も必要だよ。テレビはいらないの?」
  「えっ、社宅に全部あるんじゃないんですね。目覚ましはスマホがあるので大丈夫です」
  「部屋にエアコンは付いているけど、生活に必要なものはがんばって働いて買うものだよ。それから、明日から君の部屋にも新聞が配達されるからね」
  「えっ、そうなんですか。毎日配達されるんですか?」

  ……新聞を毎日開く習慣を身につけることからスタートです。

▲上へ


しごと日記 目次へ 前へ  次へ