しごと日記Q&A編
毎年7月7日は七夕ですが、全国的にみると8月6日〜7日頃に月遅れの七夕祭りを行うところも多いようです。月遅れの七夕は旧暦の七夕と混同されがちですが、実は別のものです。旧暦の七夕は月の満ち欠けから算出するため、現代の暦に当てはめると毎年日付が変わります。例えば、今年の七夕は8月4日でしたが、来年は8月22日、再来年は8月10日という具合です。つまり『新暦』『月遅れ』『旧暦』と、三種類の『七夕』があるのです。国立天文台のホームページでは、新暦の7月7日を『伝統的七夕』と呼んで、旧暦の七夕と区別しているようです。
さて、我らがASAのスタッフたちには、朝刊配達時に夜空を見上げて天の川に思いをはせる余裕はありません。8月初旬の東京の日の出時刻は5時前。配達している間にも空はどんどん明るくなっていきます。いつも通りのペースで配達していても、朝の太陽に追われているような気がして焦ってしまいます。時間にかかわらず、できるだけ明るくなる前に配達を終えたい。まるで吸血鬼ドラキュラのような心境で先を急ぎます。
以前も紹介したことがありますが、朝刊配達時、一度にバイクに積めなかった残りの新聞を途中でASAに戻って補充することを『中継』と呼んでいます。スタッフたちは、この中継のタイミングで休憩を取ります。この時期だと近くの自販機などで買ったり、出勤時に自宅から持ってきたりした飲み物で水分補給します。
「コンビニに寄ったりはしないの?」と店長が尋ねると、「配達途中はコンビニには寄らないようにしています。店内が涼しくて居心地が良すぎるので、配達再開するのがおっくうになっちゃうんです」とベテランスタッフが苦笑いしながら答えます。隣で話を聞いていた新人君も大きくうなずいています。さては長居した経験があるのでしょう。
この春に入社して数カ月。少しずつ、いろんなことを経験しているようです。
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