しごと日記Q&A編
暦の上では立春を過ぎても、寒い日が続いています。そこここに春の気配を感じられるようになるまでは、まだしばらく時間がかかりそうです。せめてこのコーナーの書き出しだけでも春らしい話題をというわけでもないのですが、昔懐かしい『花札』では、2月の札は『梅に鶯』。毎日、寒い寒いと思いながらも、もうそういう季節です。
当ASAの新聞奨学生たちも、昨年の春に入社してきてから間もなく1年が経ちます。台風や雪の日の悪天候や、元旦の新聞配達も経験して、入社した頃に比べると随分と成長したようにも見えます。
ただ、中には、いまだに入社したころと変わらないくらい配達ミスが多い学生もいます。
朝刊配達終了後、お客様から配達漏れや誤配、雨濡れ等のお電話をいただくと、毎日交代で電話当番を受け持っているスタッフや店長がすぐにお届けに上がります。新聞奨学生たちは、新聞配達後に帰宅すると、支度をしてそれぞれ大学や専門学校に登校しますから、本人たちが直接お届けするということはほとんどありません。
そのため、配達ミスでお客様にご迷惑をおかけしていると言われてもなかなか実感がわかないのでしょうか。代わりにお客様のお宅に新聞を届けた先輩スタッフから最初は軽く注意されます。また次の日もやると、ちょっときつめに注意されます。それでもまた次の日も・・・それでもなかなかミスはなくなりません。
店長から「たまには自分でお客さんのところに届けてみろよ」と叱られると、その次の日から配達ミスがぴたりと止まります。「よしよし、やればできるんじゃん」と安心していると、またミスし始めます。まるでいたちごっこです。
来月の半ばには、早くも来年度の新入生たちが入社してきます。今度は自分たちが教える番です。がんばれ、先輩!!
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