しごと日記Q&A編

  雨で工夫していることは?
(2020年6月号掲載)

  雨の季節の到来です。この春、入社してどうにか配達をマスターしたばかりの新人君たちにとって初めての梅雨です。先輩スタッフたちから聞かされる雨の日の苦労話や身構え心構えを、新人君たちは真剣な顔で聞いています。今回は、そんな新人君たちの雨の日の足元の装備についてご紹介します。

 入社時に支給されるユニフォーム一式の中には、皆さんご存じのジャンパーなどのほかに白い上下の雨合羽も含まれていますが、長靴は各自で準備することになっています。入社したばかりの新人君たち、初めは長靴を持っていません。若い人たちには不格好にも見えるのでしょうか、雨が降ってもいつも履いている靴でやり過ごします。そのうちに何日か雨が降り続いたりすると、靴が乾かなくなって、結局、長靴を用意することになります。先輩から靴屋さんや作業服専門店などの場所を教わって、休みの日に長靴を買いに行きます。

 かつては黒色のゴム製のものが主流だった長靴ですが、最近は色だけでなく、形や素材など様々なものが売られています。長靴はけっこう重いため、毎日履き続けると足が疲れて体力を消耗します。
  先輩からそう聞かされている新人君たちは、長靴選びも時間をかけて選んでいるようです。最近では、街中でもよく見かける「レインブーツ」や「レインシューズ」と呼ばれる、くるぶしの少し上のあたりまで覆う形のものが人気なようです。実際、ASA内でも若いスタッフが履いているのをよく見かけます。このタイプの浅い長靴は、一般的なものに比べると小さいので重くなく、足首が動かしやすいため疲れにくいのだそうです。

 休み明けの雨の日、新しい長靴を履いて出勤した新人君に、「昔は、マンションや団地の廊下でバタバタと足音が響いてしまうからって、雨でも長靴を履かないっていう先輩が結構いたよなあ・・・」と店長がしみじみと言います。

 新しい長靴をゲットした新人君、これから毎日のように続く雨天の配達をこなしながら、どんどんたくましくなっていきます。

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