しごと日記Q&A編

  初めて雪の中で配達した新人さんもいるのでは?
(2016年12月号掲載)

  12月です。寒い日が続きます。先日は11月にもかかわらず雪が降りました。沖縄県からやって来た新人君が「東京って、こんなに日常的に雪が降るんですね〜」と感心していましたが、ベテランの先輩スタッフたちが「こんな早くに降る雪は初めてだよ!!」と慌てて否定していました。

  ともあれ、黄色に色づくイチョウ並木を背景にして降り続ける白い雪、当日の朝日新聞夕刊にもそんな写真が掲載されていました。なかなかきれいな光景でしたが、今回の雪でも交通は混乱しましたし、転倒してけがをされた方もいたようです。

  バイクのタイヤに巻いたチェーンのせいで、いつもと勝手の違うバイクの運転と雪や氷で滑りやすい道路、初めての雪中の新聞配達に新人君たちも悪戦苦闘、まあ、配達中は『孤軍奮闘』でしょうか。先輩たちの中には雪が降っても平気な顔で配達するベテランスタッフもたくさんいますが、配達を終えてASAに戻ってくる新人君はみな寒さで真っ赤、疲れ切った顔をしています。それでも『一人で配達し切った』という達成感と小さな自信が見えます。

  そして雪中の配達と並んで、ASAにとって重大な年中行事である元旦の配達、そうお正月もすぐそこまでやってきています。いつもの何倍もの厚さのある新聞の配達には、ベテランスタッフでも通常の倍くらいの時間がかかります。当然、新人君たちも、年明けすぐのまだ暗い街の中で孤軍奮闘することになります。
  元日の配達は、雪中の配達とともに、新人君たちが一人前のASAスタッフになるための登竜門です。そんな新人君を見ながら店長は思います。「正月には雪降らなければいいけどな……」。

  それでは、少々早いご挨拶にはなりますが、皆様よいお年を。

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