しごと日記Q&A編
雪が降った時の配達について教えてください。
(2012年2月号掲載)
先月は久しぶりに雪が積もり、バイクの後ろのタイヤに金属チェーンをして配達をしました。チェーンをするといっても、つけたことのない社員は、勝手がわからないので、ベテランの社員が一人で何台分もチェーンをつけることになります。これだけで、けっこうクタクタになります。 出発してもスピードが10〜20km位までしか出せません。遅い速度で雪のある場所を選んで走らないとチェーンが切れてしまうからです。初めて経験する社員は、わからずに、いつもと同じ速度で走ってしまい、チェーンが切れてしまうことが度々あります。手が凍るほど冷たくなっていて指先がうまく動かないので、チェーンのズレを直すのも一苦労です。
運転方法も普段と違います。雪が積もっている時は、カーブを普通に曲がって走っていると、バイクの前輪と車体のすき間に雪が詰まってしまい、タイヤが回転しなくなってしまいます。そうならないように、カーブでも直角に曲がりながら運転しないといけません。
一番怖いのは積もった雪で路面が凍っている時です。ツルツルするので、ハンドルを持つ手も力が入り、バランスを崩してもすぐに地面に付けられるよう両足を踏ん張りながら運転します。道路の所々に集めた雪が山のような状態で凍っていると、ポストの近くまでバイクでは近寄れません。凍った坂道だと、ツルツルしてバイクを立てられないため、少し離れた平らな場所に止めてから徒歩で配ることになります。
配達が終わると、全身の筋肉はパンパンです。
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