しごと日記Q&A編

  雨が降っていないのに新聞がビニールラッピングされている時や、降っているのにラッピングされていない時があります。どういう判断でしているのですか?
(2011年8月号掲載)

  工場からトラックに積まれて販売店に届く新聞には、チラシも入っていませんし、ビニールラッピングもされていません。
 販売店に新聞が届くと、準備してあるチラシを一部ずつ各自が折り込みながら天気を確認し、ビニールラッピングをするかどうかの判断をしています。通常は、新聞を入れるとビニールに包まれた状態で出てくる機械を使ってラッピングしていますが、1分間に出来る数量は80部ぐらいなので、販売店に1台ある機械をフル稼働しても、配達しているすべての新聞をラッピングすると1時間以上、配達に出発する時間が遅れてしまいます。そんな訳で、ラッピングする新聞の部数は最小限にし、濡らさずにお届けすることを目指しています。
  あらかじめ天気予報で雨が予想されているときは最初からラッピングしますが、配達中に突然降ってきた場合は、いったん雨宿りして小降りになるか、やむのを待つこともあります。雨がやみそうにない場合は、『綿布』と呼ばれるビニール製のシートで新聞を包んでから再出発し、濡れないように最大限の注意を払いながら、どうしても濡れてしまいそうなお宅の分だけ持参しているビニール袋に入れながら配達していきます。何件か戻って、ポストの中で濡れてないかどうか心配になって確認しに行くこともあります。店に近い地域の場合は、慌てて店に戻りラッピングをしてから配達を再開することもあります。
  また、出発時には降っていた雨が配達中に止んでしまうと、結果的にはラッピングした状態のまま新聞をお届けする場合があります。配達終了時までは晴れていたのに、配達が終わって自分のアパートに帰り、布団に入ったあとで雨が降り出すこともあります。
  雨で濡れないように、配達には万全を期してはいますが、このように、お客様のお手元に届くまでに心ならずも新聞が濡れてしまう場合もあります。どうしても濡れて読めないような場合は、当ASAに電話いただければ取り替えさせていただきます。

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