しごと日記Q&A編

  「早起きは三文の徳」と言いますが、早起きでよかったなと思うことありますか?
(2025年3月号掲載)

  明日はひな祭りです。
  今では聞かなくなりましたが、昔は「いつまでもひな人形を出しっぱなしにしておくと大きくなってから嫁に行き遅れる」などと言ったものです。「そうならないように早く片付けなさい」というニュアンスなのでしょうが、いま考えてみると、すごい呪いの言葉のようにも聞こえます。
  これからの時期は花粉や黄砂の飛散量が増え、菜種梅雨などで湿度も上がってきます。人形にとってホコリと湿気は大敵。早めに片付けたほうが良いのは間違いないでしょう。

 さて、お客様から「早起きでよかったなと思うことはありますか?」という質問をいただきました。毎朝ポストに届いている朝刊を目にして、「新聞屋さんは早起きだな」と思っている方も少なくないかもしれません。

 朝刊配達のスタッフたちは、夜中の1〜2時頃、印刷工場からASAにトラック便で新聞が運ばれてくる時刻に合わせて出勤します。ほとんどのスタッフは、朝刊前は軽く仮眠をとる程度で済ませて、朝刊の配達を終え帰宅してから昼頃まで、まとまった睡眠をとるため、「早起き」というよりむしろ「遅起き」といえるかもしれません。ちょっと「三文の徳」には縁がなさそうです。

 一方、新聞配達に従事しながら大学や専門学校に通う新聞奨学生たちは、朝刊の配達を終え帰宅すると、眠る暇もなく通学の支度にとりかかります。眠そうな目をこすりながら学校に通う彼らには、「三文の徳」以上のものを手に入れてもらいたいものです。

 今年も学校を卒業した新聞奨学生たちが当ASAを巣立っていく時期になりました。彼ら彼女らの前途に幸あれ。

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