しごと日記Q&A

  新しい新聞奨学生は入りましたか?
(2025年4月号掲載)

  あをによし 奈良の都は咲く花の薫ふがごとく今盛りなり

 万葉集に収録された歌で、当時の奈良の都の華やかさを詠んだ歌として広く知られています。「咲く花」は、梅とも桜とも、また藤の花だと言われることもあるようです。
 この時期は二十四節気の「清明」にあたり、万物が清く明るく見える時期とされています。東京の花の薫りも今が盛りです。

 春になり、当ASAもにぎやかになりました。今年も、この春から大学や専門学校に通い始める新聞奨学生たちが入社してきました。

 3月半ば、高校卒業後すぐに上京して来た彼らが最初に挑戦するのは、まずバイク運転の練習です。運転に必要な原付免許は、地元の試験場で上京前に急いで取得したばかり。バイクに触れるのも初めてという状態で、初めのうちは先輩スタッフの運転するバイクに付いていくことさえできませんでしたが、さすがに若いと覚えも早いものです。入社して半月ほど経った今では、皆すいすいとバイクを運転しています。

 日々の新聞配達も、先輩の手を借りずになんとか一人でできるようになりました。まだまだ要領よくスムーズに配れるというわけではありません。その日の天候次第で、あたふたしてしまうこともあります。それでも一つ一つ仕事を覚え、少しずつ自信がついているようにも見えます。 

 入学式も済み、そろそろ新学期の授業が始まります。朝刊の配達を終えてから登校する生活が始まります。
  頑張れ、新入生!!

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